インフルエンザには抗ウイルス剤を

インフルエンザウイルスの構造は研究により明らかにされています。
抗ウイルスは言葉の通り、ウイルスに抵抗するための薬剤です。
この薬剤はノイラミニダーゼの作用をブロックします。
ノイラミニダーゼはウイルスの表面に存在し、インフルエンザウイルスが伝播する際に働きます。
それを阻害する事によってウイルスの増殖を防ぎます。
ノイラミニダーゼはインフルエンザA型、B型の両方に存在するために日本で認可されている薬剤はどちらの型でも有効です。
認可されている薬剤は2種類で1つは吸入薬のリレンザ、もう1つはタミフルです。
タミフルは平成13年からは保険の適応となっており、1歳以上の小児に対しても処方が可能となっています。
インフルエンザは予防する事が最も大切ですが、罹患してしまった場合には症状緩和が必要です。
高齢者や免疫が弱っている場合には肺炎などの合併症を併発してしまい、治癒までに時間を要したり、場合によっては命を落としてしまう事もあります。
十分な効果を発揮するためには条件があり発症後48時間以内に内服しなければなりません。
医師の処方が必要であるために早期診断を受ける事も大切です。
抗ウイルス剤が有効ですが必ずしも安全とはいえず、どの薬剤にも副作用が出現する可能性があります。
嘔気、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状が出現しやすく、インフルエンザによって引き起こされた症状なのか判断しなければなりません。
妊婦に関しては安全性が確立されていない状態であるため避けなければなりません。
授乳中の場合には薬剤が母乳に移行してしまうために、治療中は授乳を控えなければなりません。
抗ウイルス剤は症状を緩和する目的が大きいため、罹患しないためには手洗いやうがいで予防する必要があります。

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