インフルエンザとノロウイルスの違い~潜伏期間や症状

冬になると、毎年のようにインフルエンザが流行の兆しを見せます。しかし冬に気をつけなければいけないウイルスによる感染症はインフルエンザだけではありません。インフルエンザと同じくらい気をつけなければいけないのがノロウイルスです。

むしろ実際に感染した時に大変なのはノロウイルスの方といっても良いくらいノロウイルスは発症すると厄介な病気です。

二つとも多くの人がかかりうる感染症なので両者の違いはしっかりと覚えておいて損はありません、両者の違いを知っておけばどちらに感染したかがすぐに判断できますし、早期に対処することが出来るからです。

感染経路の違い

まず、両者の感染経路から比較しましょう。インフルエンザウイルスはすでにインフルエンザに感染している患者がくしゃみなどをして飛び散ったウイルスを吸い込むことによって起こる飛沫感染、インフルエンザに感染した人から飛散したつばなどによって汚染されたものに触れることによって感染する接触感染、感染している人のくしゃみなどによって空気中に浮遊しているインフルエンザウイルスを呼吸などで吸い込むことによって感染する空気感染によって発症します。

ノロウイルスの感染経路も同様に接触感染や飛沫感染によって発症します。そしてもう一つノロウイルスによって汚染された食べ物や飲み物を口にする経口感染によっても発症します。

潜伏期間と症状の違い

インフルエンザの潜伏期間は1日から5日、ノロウイルスの潜伏期間は半日から2日程度です。両者は症状に明確な違いが見られます。インフルエンザの場合は全身の悪寒や関節の痛み、発熱などが主な症状です。

一方ノロウイルスは発熱以外、インフルエンザとは全く症状が異なります。ノロウイルスに感染した場合の症状としては激しい嘔吐や下痢、腹痛などお腹に関する不調を覚えることが多いです。

感染のピークも若干の違いが見られ、インフルエンザの場合は1月から2月がピークでノロウイルスは12月から1月にかけて感染のピークとされています。

インフルエンザとノロウイルスの同時感染はありえる?

インフルエンザもノロウイルスも若干のピーク期間の違いは見られるものの、どちらも冬に大流行する病気です。

ここで素朴な疑問となるのが、インフルエンザとノロウイルスが同時に感染することはあるのかという疑問です。

結論から言えば両方の病気に同時に感染するという事は現実的にはほとんどありえません。なぜかというと、ウイルスや細菌は同時に同じ場所に存在できないからです。インフルエンザに感染している患者の体にはインフルエンザウイルスが充満しているため、ノロウイルスは侵入できません。その逆もしかりです。

インフルエンザとノロウイルスの予防方法

インフルエンザにもノロウイルスにも感染せずに健康に過ごすことが一番です。両方の病気に感染しない、効果的な予防法を知っておきましょう。

ワクチン接種

インフルエンザに関しては毎年流行する種類が予測され、流行する型に応じたワクチンが開発されます。賛否両論があるものの、ワクチンを予防接種することによってある程度効果があることは事実です。ただしワクチンを接種したものと全く違う型のインフルエンザに感染した場合は効果がありませんし、あくまでも症状を軽くするためのワクチン接種です。

手洗い

両方のウイルスの予防に最も効果的なのが手洗いです。両方のウイルス共に接触感染によって発症する場合がとても多いです。ウイルスは目に見えませんし、冬場は空気中に両方のウイルスが無数に漂っています。外出した場合は両方のウイルスが手に必ず付着していると言っても過言ではありません。外から帰ってきたら必ず手洗いをして手に付着したウイルスを洗い流しましょう。

部屋の湿度管理

そして、ウイルスは乾燥した環境で活発に活動をします。湿度が50パーセント切ると活発になるので、湿度は50パーセント以上を保つようにしましょう。両者が流行する冬場は暖房器具の使用などによって特に空気が乾燥し、湿度が下がりやすいので室内では加湿器などを上手く利用してください。

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