インフルエンザの毎年の被害者の傾向

インフルエンザには季節性のものと新型のものがあります。この内、季節性のものに関してはほぼ毎年と言って良いほど、大流行するシーズンと言うのがあります。それが冬場であり、月で言うと1月、2月です。このシーズンは気温が低く、また空気も非常に乾燥しているため、空気感染が発生しやすい、そしてウイルスも繁殖しやすいために大流行が起こりやすいのです。インフルエンザの毎年の被害傾向と言うのもある程度は共通しています。まず保育園や幼稚園、また小学校や中学校などに通っている児童ですと、そこでの集団感染によってインフルエンザにかかってしまう児童が多いと言うことです。そして大半の児童がかかっていることが明らかになった時点で、学校は休校措置をとることが多いです。児童の場合、ある程度、体力や免疫力が整っていれば通常の症状、発熱や倦怠感、下痢や嘔吐で済みます。ただし、まだそれらがじゅうぶんでない児童の場合は、脳症などを合併するおそれもあるため注意が必要です。もうひとつ、傾向として挙げられるのが老人ホームなどに入居している高齢者の被害が重症化しやすいと言うことです。老人ホームなどでも、やはりこの季節になるとインフルエンザへの集団感染が多くなります。そして高齢者の場合、体力や免疫力はどうしても低下しがちになっています。またインフルエンザにかかっても高熱が出にくい、平時から倦怠感を抱えている人はその変化に気づかないといったこともあるため、発症してからの対処が遅れてしまうことも多くあります。そしてそのまま、合併症のひとつである肺炎を発症してしまうために、高齢者のインフルエンザ重症化しやすいのです。また一人暮らしの高齢者に関しても、やはりその健康に気を使う人がいないと言うこともあり、重症化しやすい傾向にあります。

インフルエンザの流行る時期とは

インフルエンザは例年冬ごろになると話題に上がるようになり、そして春を迎える頃になると感染者数が減少していくことになります。こうした季節によって発症者数が異なるインフルエンザは「季節性」と呼ばれているのですが、例年の流行時期を見てみると毎年年末ごろから2月ごろにかけてが発症者数のピーク、つまり流行る時期だとして読み解くことが出来ます。12月に入った頃から少しずつ感染者数が増加していき、1月には12月の10倍ほどにまで跳ね上がりますのでこの時期には特に感染予防に関して警戒が必要だと言えます。ではどうして冬になると感染者数が増えるのかと言うと、この原因はやはり冬の乾燥した空気が関係しています。地域によって多少の差がありますが冬は夏よりも乾燥状態になることが多く、またインフルエンザウイルスは湿った環境よりも乾燥した環境の方が活発に活動します。加えて空気が乾燥していると人の喉なども乾燥しやすくなって免疫力が低下しますから、活発に活動するようになったインフルエンザウイルスを自身の抵抗力で退けることが出来なくなり、インフルエンザの発症に繋がってしまうわけです。こうした仕組みを考えるとインフルエンザが流行る時期である12月から2月にかけてはマスクを付け、室内では加湿器を使って乾燥を防ぐことが重要です。一部では「ウイルスはマスクを貫通するから意味が無い」とも言われているのですが、インフルエンザ対策としてマスクを着用することの最大の目的はウイルスを通さないことではなく口と鼻の周りの湿度を上げてウイルスが活発に動けない環境をつくり、かつ自身の抵抗力の低下をカバーすることにあります。付けていないよりは付けていた方がはるかに良いのですから、感染時期が近づいたのであれば感染予防には何が必要なのかをしっかり考えるようにしましょう。

インフルエンザをどのタイミングで予防すればいいか

寒い季節に入ると空気が乾燥してくるため、インフルエンザウイルスが活性化してきて、毎年恒例の感染が始まります。インフルエンザウイルスの流行はだいたい12月下旬から徐々に広がり、1~3月の間で流行のピークを迎えます。感染したくない人は12月下旬の発生より前から、ワクチンによる予防接種を受けておく必要があります。予防接種は受けたからといってすぐに効果が現れるわけではないので、免疫ができるまでの期間を逆算して前もって受けておきましょう。では、いつから予防接種を受ければいいのかについてですが、ワクチンは毒性を取り除いた不活化のウイルスを取り込むことで、免疫が働きかけて抗体を作る方法となっています。抗体とは細菌やウイルスなどの体に害を及ぼす物質と戦う武器のようなもので、一度でも出来上がると、その物質を長期間にわたって排除してくれます。この抗体が出来上がるまでに、ワクチン接種からおよそ2~4週間かかるため、予防接種は早ければ11月の中旬、遅くても12月の初旬には受けておく必要があります。また、近年のウイルスは非常に強まっており、予防接種1回では有効率が70%を切るなど効果を発揮できないことも多いようです。今年受験の学生や、どうしても休みを取りたくないといった人は、予防接種を2回受けると良いでしょう。2回目の予防接種では有効率が90%を超えることからも、インフルエンザにかかると困る小さな子どもや高齢者などにも推奨されています。予防接種のタイミングは、1回目を11月中旬に受けたら、2回目を12月中旬に受けると良いようです。インフルエンザに罹患して抗体が出来た人は、1年やそれ以上の長期間にわたって抗体が残りますが、ワクチン接種による抗体は5ヶ月程度となるので、タイミングを間違えないように注意して予防しましょう。
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